憧れのピアノ教室の先生になりたいと夢を持つ人は、子供だけではなく大人になっても沢山います。
子供の頃、ピアノ教室の先生になりたくて夢を追いかけ、ヤマハの先生になったり、独立して自宅をピアノ教室にしたり、小さな音楽教室に所属したり、カルチャースクールでピアノの先生になったり、ピアノの先生にならず別な道を進むもピアノの先生になる夢を諦められずピアノの先生として独立する人もいます。
このように進む道は沢山あるのですが、ピアノの先生になるための、一番の近道はあるのでしょうか?
ピアノの先生には様々な種類がある
このONFAN.でも、ピアノの先生には色々な種類があることを書いた記事があります。
一言にピアノの先生と言っても、様々な種類があり、どういった過程を踏んで先生になったかは千差万別で、大きく分けることのようになります。
例えば、ピアノの先生の種類でいうと
- ヤマハ音楽教室などの大手音楽教室に所属して楽器店で教えている先生
- 大手以外の中小規模の音楽教室で教えている先生
- カルチャースクールで教えている先生
- 独立して自宅で教えている先生
他にも学校で教えていたりなど色々ありますが、大きく分けると上のようになります。
ピアノの先生になるためにどういう道を歩んできたか
また、ピアノの先生になった過程を上げると
- 子供の頃、ピアノを習っていた
- 音大入学・卒業
- ヤマハやカワイなどの講師試験を受ける
- PSTAなどの組織登録や資格を取得
- 一般の学校入学・卒業
- 一般企業就職
- 楽器店所属
- 小規模音楽教室やカルチャースクールなどに所属
- ピアノ教室として独立
など、大きく上げると、以上のような過程を経てピアノの先生になっています。
ピアノの先生になる道は無数にある
代表的なピアノの先生というと皆さん、ヤマハの先生を思い浮かべますし、ヤマハの先生は音大を卒業してヤマハの試験を受けてヤマハの先生になっている、という考え方が一般的なので、ピアノの先生になるには音大を出なくてはいけないという条件があるのが当たり前のように感じると思います。
しかし、全国にたくさんいるピアノの先生は、人それぞれ、ピアノの先生になった過程は千差万別で、音大を出た後に楽器店に就職し、働きながら音楽教室業界のことを学び、結婚後に独立してピアノ教室を開設する先生や、音大に行くか一般大学に行くか迷い一般大学を選択し、卒業後一般企業に就職。夢を諦められず、会社をやめてピアノ教室を開設する先生など。
人生色々と言いますが、ピアノの先生も色々。ヤマハの試験を受けなくても、音大を卒業していなくても、様々な過程を踏んでピアノの先生になっており、その方法は一つや二つでは無いのが本当のところです。
ピアノの先生になるために最低限必要な能力
ピアノの先生になるためには、国家資格が必要なわけでも免許が必要なわけでもありません。乱暴な言い方をすると「ピアノの先生になりました」と言えば、その日からピアノの先生なのです。
問題なのは教室に生徒が入って、その生徒が上達して長続きするかどうかです。つまり、生徒になりたいと思わせ、長く習いたいと思える「信頼感」と、他人にピアノを教えることができるだけの「知識・演奏力」。そして、相手が何を望んでいるかを聞き分けて分かりやすく伝える「コミュニケーション能力」。この3つが最低限、備わっている必要があります。
ただ、ベテランの先生の中にはどうしても指導のほうが忙しく、自分の演奏力を維持させることが難しくなっている先生もいますが、その演奏力を補うだけの経験による信頼感やコミュニケーション能力が指導力として発揮されるため、「信頼感」「コミュニケーション能力」が無いと、どんなに演奏力が秀でていてもピアノの先生としては成り立たないかもしれません。
そして何より、生徒が集まらないことにはピアノ教室は始まりませんが、先生が自ら生徒募集に尽力するよりも、今はピアノ教室生徒募集のプロが代わりに生徒を集めてくれる時代です。
ピアノの先生になる道は沢山あります。夢を叶えるためには諦めずに道を自分で作ることも大切なことなのです。