誰も教えてくれなかったピアノ教室・音楽教室ホントの話

ホントのところ

セキュリティに問題がある音楽教室は選んではいけない理由

中小規模の音楽教室が抱えるセキュリティ問題

最近は商業施設などに集約され小さな教室というのは減ってきていますが、かつて音楽教室と言えば地方各地に点在しており、住宅街の中や雑居ビルの中、一般の家の一室を借りて中規模・小規模な教室がたくさんありました。
さすがに規模が小さすぎる教室は消えていきましたが、今も人気のない住宅街や雑居ビルの中に中小規模の音楽教室が入っていることがあり、そんな教室では常にセキュリティの問題がつきまとっています。

実はニュースにならない事件が音楽教室で起きている

実は、あまりニュースや新聞などのマスメディアに載ることはないのですが、セキュリティが甘い音楽教室では小さな事件が起きることがあり、そういった事件は一般の方に知れることはありません。
ただ考えてみても、先生と生徒が二人っきりになる、あるいは先生が1人だけの時間もある音楽教室。ましてや夜間ですと、セキュリティが甘く周囲に人の気配が少ない住宅街や雑居ビルであれば、変質者が現れることもあります。
しかし、対策といはっても、警察に通報してもたまに巡回するくらいですし、あとはせいぜい変質者が出なくなるまで楽器店の社員が見回りに行くくらい。
警報やブザーを付けてもあまり効果はなく、セコムを付けている教室もありますが、外を出たところを狙われる危険性もあり、セキュリティは教室選びに最も重要な位置を占めています。

教室のセキュリティチェックはここを見る!

セコムや監視カメラ、電子鍵が付いていても、それでは変質者などの犯罪者を完全に防ぐセキュリティにはなりません。抑止力にはなるかもしれませんが、セコムは到着まで時間がかかりますし、監視カメラは事件が起きた後に役に立つものでしかありません。電子鍵などで入ってこられるないようにすることも大切ですが、問題は外に出たときを狙われてしまえば、元も子もありません。

一番大切なのは、外に出たときの周囲の環境です。人気のない環境というのが一番危険です。
犯罪者は監視カメラに写っても身元がバレない格好をしますし、セコムの到着時間は5分から15分ほどかかることが多く、それを知っていれば時間内での犯罪を計画します。しかし、周りに人がいれば犯罪を行なうにはリスクが高すぎるため、とにかく「人がいる」ということが最高のセキュリティとなります。

自宅で開設している音楽教室が一番セキュリティが高い理由

このように、中小規模の音楽教室で変質者事件が起きることはあるのですが、意外とセキュリティ的に高いのはフリーで自宅に教室を構える音楽教室です。
自宅ですので先生の家族も同居していることが多く、マンションでしたらオートロック。一軒家でしたら門から中にまでは変質者でも入りにくいですし、大手の音楽教室でしたら決まった曜日と時間に誰が中にいるかが外見で分かってしまいますが、自宅は家族もいますので中に誰がいるか分かりにくく、意外と自宅教室はセキュリティの高い音楽教室と言えます。
また、自宅で音楽教室としてだけではなく「子供110番の家」などのセキュリティ施設として登録できるといった自由性があるところも、色々なセキュリティを高めることができる利点と言えます。

教室選びで意外と目を落としやすいのが、教室のセキュリティですが、意外と小さくてもセキュリティの盲点を突いた犯罪は音楽教室だけではなく様々な施設で起きていますので、注意が必要です。

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Dr.マーサ

Dr.マーサ

音楽と教育を繋げるコミュニケーター

元楽器店勤務。ヤマハ音楽教室のヤマハシステム講師・ヤマハピアノエレクトーン教室講師管理を担当し、現在は教育関連の仕事に従事。 多くの先生と関わり数々の経験から得た、音楽教室業界の話や教育系の話題を中心に投稿。

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