岡山市中区土田、東岡山駅から歩いて10分ほどのところに、ピアノとフルートの両方を習える教室があります。古賀ピアノ教室&フルート教室です。
ピアノ教室は数多くあっても、ピアノとフルートを同じ教室で習える場所は決して多くありません。しかもこの教室には、30年以上通い続けている80歳代の生徒や、幼稚園の頃から通い、社会人になった今も続けている生徒がいるそうです。
なぜここまで「長続き」する生徒が多いのでしょうか。教室のホームページを読み進めながら、その理由を探ってみたいと思います。
東岡山駅徒歩10分 ピアノとフルート両方学べる教室

古賀ピアノ教室&フルート教室は、岡山市中区土田にあります。JR東岡山駅から徒歩約10分、駐車場も2台分用意されているため、関・四御神・雄町・高島など近隣エリアはもちろん、車での来訪も難しくない立地です。
ホームページにはこうあります。
たくさんの能力が身につくピアノは楽器の王様
「楽器の王様」というフレーズ、ピアノ教室の紹介文でよく見かける言葉ですが、実際のところ何が根拠になっているのか、気になって調べてみました。ピアノの音域はおよそ7オクターブあり、一番高い音を出すピッコロから一番低い音を出すコントラバスまで、オーケストラを構成する楽器全体の音域を、ピアノ1台でカバーできるという点が理由のひとつだそうです。しかも鍵盤楽器なので、メロディーと伴奏を同時に、ひとりで演奏できます。歌でいう主旋律とハーモニーを、両手だけで担ってしまう楽器というのは、確かに他に見当たりません。「王様」という言葉、大げさなキャッチコピーだと思って読んでいましたが、音域と同時演奏という2つの理由を知ると、案外的を射た表現だと感じます。
そして、フルートについてはこう紹介されています。
初心者から上級者までレッスンできる管楽器人気No.1のフルート教室
「管楽器人気No.1」というのも、単なる自称ではなさそうです。フルートは金管楽器や他の木管楽器に比べて軽く、持ち運びやすい楽器で、吹奏楽部でも主旋律を任されることが多いパートだといいます。ある音楽大学のフルート専攻では女性比率が8割前後にのぼるという情報もあり、澄んだ明るい音色に惹かれて始める人が多いのも頷けます。ピアノほど「和音の読み方」に苦労することがなく、単旋律を吹くところから始められる点も、初心者にとっての間口の広さにつながっているのかもしれません。
音域でオーケストラ全体をカバーする「楽器の王様」ピアノと、軽さと音色の良さで管楽器人気No.1に挙げられるフルート。この2つを1人の先生が教えられるというのは、実はかなり珍しいことです。楽器の仕組みそのものが対極にあるからです。ピアノは鍵盤を押せば誰でも一定の音が鳴りますが、フルートは唇の形と息の角度がわずかにズレただけで、そもそも音が出ません。鍵盤楽器の指導に必要な感覚と、管楽器の指導に必要な感覚は、そもそも別ものだと言われています。
ピアノ講師とフルート講師は、音楽教室業界の中でも別の専門職として扱われることが多く、両方を指導できる先生を探して教室を移った、という保護者の声を聞くこともあります。生徒からすれば、ピアノで基礎を固めてからフルートに進んでも、フルートを先に始めてピアノで楽譜の読み方を補強しても、先生を変えずに続けられます。楽器を選び直すたびに教室ごと変える必要がないというのは、実はかなりありがたい環境なのではないでしょうか。
80歳代から幼稚園児まで 生徒が「長続き」する理由
音楽の習い事において、一番の壁は「続けること」だとよく言われます。実際、ピアノの継続率を独自に集計しているブログなどを見ると、初級後半からインベンションやツェルニー30番あたりに差しかかる時期に、継続する生徒の数が半分近くまで減るというデータもあります。ちょうど子どもなら塾や部活、大人なら仕事が忙しくなる時期と重なることが多く、「なんとなく足が遠のく」ではなく、練習曲の難度が上がるタイミングと生活の変化が重なって挫折しやすい、という構造がありそうです。
ONFAN.でこれまで多くの保護者の声を追いかけてきた中でも、「テキストが進まないことを先生に責められているように感じた」「〇年生だからこの曲、という決めつけがしんどかった」という話は繰り返し耳にしてきました。先生側に悪気はなくても、カリキュラム優先で進めてしまうと、生徒の側は「ついていけない自分」を責めてしまいがちです。
古賀ピアノ教室&フルート教室のホームページには、この「長続き」についての考え方がつづられています。
どんな習い事も「長続き」することが一番難しく、その一番の要因は「諦め」だと思っています
そのうえで、こう続きます。
テキストの通り、〇〇歳だからという固定観念に捕らわれたレッスンでは長続きしません
多くの教室ではカリキュラムやテキストがまず決まっていて、生徒がそこに合わせていく形が一般的です。この教室では逆で、最初のレッスンで生徒一人ひとりの希望を聞き取り、そこからレッスン内容を組み立てていくそうです。難しくなってきた時期や忙しくなった時期には、ペースを緩めて寄り添う形を取っているといいます。先ほどの継続率データが示す「壁」の正体を踏まえると、この方針は単なる優しさではなく、挫折しやすいタイミングをあらかじめ見越した対応だとも読み取れます。
30年以上通う80歳代の生徒や、幼稚園から社会人になるまで通い続ける生徒がいるという実績は、こうした一人ひとりに合わせる姿勢の積み重ねから生まれているのではないかと感じます。
ウィーン留学とドイツ音大首席卒業 古賀先生のキャリア
教室を主宰する古賀久枝先生は、武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科フルート専攻を卒業後、1996年にデビューリサイタルを開催し、同年オーストリア・ウィーンへ留学しています。翌1997年にはドイツ国立デトモルト音楽大学に入学し、2000年に最優秀の成績で卒業したという経歴を持っています。
デトモルト音楽大学について調べてみると、創立から60年以上の歴史を持ち、ヨーロッパの音楽教育機関の中でも指折りの存在として知られている大学でした。世界中から演奏家志望の学生が集まり、入試の競争が厳しい学校のひとつでもあるようです。「最優秀の成績で卒業」という一文にも、それなりの重みがある学校だと感じます。
帰国後はカザルス合奏団のフルート奏者として四国で数多くの学校コンサートやサロンコンサートに出演したほか、岡山ではJAFの音楽公益活動として200回を超える交通安全コンサートに出演してきました。2007年からは自身の教室主催の発表会「小さな音楽会」を開催しており、2024年で14回目を迎えています。
留学経験のある指導者は珍しくありませんが、演奏活動と地域での公益活動の両方を長年続けてきた先生は、それほど多くないのではないでしょうか。生徒のコンクールでも、岡山学生フルートコンクールでの入賞や、ジュニアクラシック音楽コンクールでの全国大会出場など、着実な実績が積み上がっているようです。演奏家としてのキャリアを積んだあと、独立して30年近く教室を続けてきたという時間の長さも、決して簡単なことではないはずです。
レッスンだけじゃない 子育て相談にも乗ってくれる存在

ホームページのあいさつ文には、こんな一文があります。
フルート・ピアノ講師であると共に、21歳の双子の娘の母として、生徒のお母様方の子育ての悩みや疲れなど、なんでも気軽に相談に乗ることも多く
音楽教室の先生というと、演奏や指導のプロというイメージが先に立ちますが、実際に子どもを通わせている保護者にとっては、レッスンの合間のちょっとした会話が息抜きになることも多いのではないでしょうか。ONFAN.でこれまで見聞きしてきた話では、レッスン内容以外の話はしにくい、送迎の待ち時間に会話するタイミングがない、といった声を聞くことも少なくありません。先生とはあくまで技術指導の関係、と割り切っている教室が多い中で、子育ての悩みまで話せる相手になっているというのは、決して当たり前ではない距離感だと感じます。
双子を育てた経験を持つ先生だからこそ、保護者の悩みに共感しながら耳を傾けられるのかもしれません。レッスン中の雑談から生徒の好きなことや今の状況を汲み取り、指導のヒントにしているという姿勢も、単に技術を教えるだけではない関係性の築き方を感じさせます。
無料体験レッスンで分かる教室の空気感
古賀ピアノ教室&フルート教室では、無料体験レッスンを随時受け付けています。楽器の体験に加えて、先生とじっくり話せる30分が用意されており、最初は緊張していても、帰る頃には笑顔になれるそうです。
引っ越しをしてきてピアノ教室を探している人や、教室の移籍を検討している人からの相談も受け付けているとのことなので、ピアノとフルートのどちらに興味がある人も、まずは体験レッスンで教室の雰囲気を確かめてみるとよさそうです。
※本日紹介した教室の詳細はホームページでご確認ください。
古賀ピアノ教室&フルート教室
住所:岡山県岡山市中区土田472-8
アクセス:JR東岡山駅より徒歩約10分(駐車場2台分あり)
公式サイト:https://koga-music.com/